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PonoLipo子育てチャンネル45_5歳からのプログラミング教育・STEAM教育の実践(2)SCRATCHプログラミングについて

PonoLipo 子育てチャンネル:自由が丘にある絵本と知育おもちゃのお店PonoLipo Shop 自由が丘から順次配信していく「子育て応援」動画です。お子様の年齢・発達に合ったおもちゃと絵本の選び方・遊び方を、実際の絵本やおもちゃを通してお話しします。第45回目の配信は「5歳からのプログラミング教育・STEAM教育の実践(2)SCRATCHプログラミングについて」ということで、プログラミング教育・STEAM教育分野で、他社に先駆けて子ども向けの書籍を出版して来られたジャムハウスの代表池田さんからお話をお伺いします。

ここ数年で、街の中にたくさんの子供向けのプログラミング教室を見かけるようになりました。実際に子供を通わせている方からお話を伺うと、型通りのパターンを集団で学習していくタイプのお教室が多いようで、どんどん自分の作りたいものをプログラミングして作っていくようになるお子さんはまだまだ少ないようです。また、ちょうどプログラミングの面白さが分かりかけてきた小学校中学年頃から、中学受験塾のプログラムが始まり、プログラミングのお教室を辞めざるをえないケースも多いようです。

今回お話して下さる出版社ジャムハウス代表の池田さんは、小学校低学年用のSCRATCHプログラミングの教本を何冊も手がけられ、私立小学校のアフタースクールで毎週70名以上の生徒にSCRATCHプログラミングを教えて来られた方です。今年度、そのアフタースクールでは、4年生になっても続けて参加する生徒が何人も出ているそうで、着実に「自分でプログラミングできる」レベルに達する成果を上げていらっしゃいます。

SCRATCHプログラミングは、マサチューセッツ工科大学(MIT)のメディアラボで開発された子供向けのプログラミング言語です。現在70以上の言語で世界中の200カ国以上の国と地域で利用され、非営利団体SCRATCH財団により運営されています。8歳から16歳までを対象としたプログラミング言語で、自分の制作した作品をSCRATCHのコミュニティーに上げることにより、世界中のSCRATCHユーザーの子ども達とコミュニケーションを取ったり、お互いの作品のコードを開いて見て相互学習することができるようになっています。

楽器は、プログラミング習得と、その学習プロセスがよく似ています。最初の楽器の扱い方、演奏の仕方、楽譜の読み方という入門のところでガイドが必要となります。ある程度基礎を習得したら、他の演奏者との交流や実際の演奏機会をお互いに共有することによる情報交換や演奏スキルの向上、お互いに認め合い励まし合って一緒に演奏する場を作っていくことが重要になります。こうした仲間のコミュニティーに参加していくことが、最終的にその人が日常の楽しみとして演奏したり合奏したりすることを嗜み、また仕事につなげていく決め手になるのだと思います。同様のプロセスがプログラミングでも大切です。SCRATCHには、そうした「自分で楽しくできるようになる」プロセスを幼少期から楽しく遊び感覚で始められ、グローバルなコミュニティに参加して一緒に作る仲間と出会い交流していくことができる子ども向けのプログラミング言語なのです。SCRATCHで、プログラミングの基本概念を理解しておけば、他の高度なプログラミング言語理解のベースとなって非常に役に立つというところも、オルガンから始めてシンセサイザー、縦笛から始めてサックスと、高度な楽器演奏につなげていける楽器演奏と似ています。

SCRATCHプログラミング教室を選ぶ鍵は、単なるパターン学習で終わらずに自分でオリジナルのプログラム作品を作り、その作品をSCRATCHのコミュニティーに上げて、そのメンバーとして参加していくところまで目指している内容かどうかです。

池田さんは、月曜日PonoLipo Shop 自由が丘の定休日に開講されるSCRATCHのプログラミングワークショップの講師もされています。直接池田先生からプログラミングを学ぶことができる贅沢なワークショップです。ご興味がおありの方は、miodaka@ponolipo.comまでメールにてご連絡下さい。

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PonoLipo Shop 自由が丘では、お店の閉店後や休業日(月水金)の夕方、マンツーマンでオーダーメイドのワークショップを開講しています。を知的好奇心を刺激する親子で楽しい夏休み自由研究課題のお手伝いもしています。

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