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PonoLipo子育てチャンネル 3歳〜4歳、手指を使って遊ぶおもちゃ

PonoLipo 子育てチャンネル:自由が丘にある絵本と知育おもちゃのお店PonoLipo Shop 自由が丘から毎週1本ずつ配信していく「子育て応援」動画です。お子様の年齢・発達に合ったおもちゃと絵本の選び方・遊び方を、実際の絵本やおもちゃを通してお話しします。第26回目の配信は「3歳から4歳、手指を使って遊ぶおもちゃ」をご紹介します。

手指を使って遊ぶことが、どんどん楽しくなってくる時期です。手首を捻って、自在に手指を動かして、道具などを扱えるようになるために、このくらいの時期から、道具を使ったり細かい作業をしたりするような、手指を使って遊ぶおもちゃを取り入れていくのが良いでしょう。手指の発達は、その子その子で、大人が思う以上に開きがあります。最初は、思い通り行かずにキーっとなって泣いてしまったり、怒ってしまったりするかもしれませんが、面倒だからと、そうした手指のトレーニングをするおもちゃを省いたり、遠ざけたりしないで下さいね。腹が立つのは、やりたいという気持ちがあるから悔しくなるのですから。その芽を積まないように、大人は根気よく励まして見守ってあげて下さい。

横から手を出すと、怒って「もうやだ!」となりますが、二人羽織のように後ろから覆い被さるようにして、手を取って、正しい動かし方を教えてあげると、案外素直に大人しく一緒にやって、コツをつかみます。ちょうど大人の顔が、その子の顔の耳元に来て、静かにささやくような形で、優しく教えられますので、子供にとって教わる楽しさ、大人にとっても教える楽しさを満喫しながら、一緒にハートウォームな時間を共有できます。

大きな子どもや大人に教えるのとは、違うポジション取り、声色と声の大きさ、イントネーションなどが、幼い子どもに、あれこれ教えたり話しかけたりする時には、とても大切です。その子が、興奮してわぁわぁ言ったり、泣いて喚いたりする時には、大人の方は、イライラを表には出さずに静かに膝をついて、その子の目線に自分の目線を合わせて、まずは、その子の話を聞いて、「そうだね、上手く行かなかったから怒ったんだね。悔しかったんだね」と、その子の主張を一度受け入れてあげてから、その子がやってみようとして頑張ったことを褒めてあげて、この次は上手にできるかもだねと、励ましてあげて下さい。

うまくできずに途中で投げ出したり、癇癪を起こしたりすることを責めたりせずに「みんな何度も挑戦して、だんだんできないことができるようになっていくんだよ。一生懸命頑張ったから、次はできるかもだよ」と、その子自身がまず挑戦して頑張ったことを、肯定して褒めてあげて下さい。

手指の発達は、心身の発達全体に大きな影響を与えますので、大変重要です。手指は使えば使うほど、どんどん器用に自在になっていきますので、最初ゆっくりのお子さんでも、褒めて励まして、苦手意識を持たないように、少し周囲の大人が意識して、温かく見守ってあげて下さい。「不器用な子だね」「下手くそだね」などという、大人の何気ない言葉で、ずっと自分は不器用なんだと思い込んでしまって、子ども自身が、色々な場面で、その先ずっと損をしていくようなケースも少なくないように感じます。パパとママは、その子自身に寄り添って一歩一歩丁寧に、根気よく育んでいってあげて下さいね。