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PonoLipo子育てチャンネル 3歳〜4歳、社会性を育むごっこ遊びのおもちゃ

PonoLipo 子育てチャンネル:自由が丘にある絵本と知育おもちゃのお店PonoLipo Shop 自由が丘から毎週月曜日に1本ずつ配信していく「子育て応援」動画です。お子様の年齢・発達に合ったおもちゃと絵本の選び方・遊び方を、実際の絵本やおもちゃを通してお話しします。第25回目の配信は「3歳から4歳、社会性を育むごっこ遊びのおもちゃ」をご紹介します。

日本では、ごっこ遊びというと、ありふれた子供っぽい遊びとして軽んじられる傾向がありますが、海外では、社会性を育み、日常のマナーやルール、コミュニケーションの取り方などを幼い子どもに教えていく大変重要な遊びとして重視されています。

おままごとやお医者さんごっこのおもちゃだけでなく、例えばドールハウスや、世界観を持った汽車のおもちゃ、人形や小道具のついた働く車のおもちゃなどで遊ぶことによって、社会の仕組みや、大人の仕事、役割などについて、子どもは一生懸命真似をして理解していきます。

「ロールプレイ」という、自分とは異なる立場の人間になって演技する中で、客観的・俯瞰的に自分の心理や行動について考えていくという心理療法もあります。大きな物語の中で、それぞれの人の役割を理解して、お互いに尊重していく感覚、つまり社会性を育むために、ごっこ遊びは、大変重要な遊びです。

おままごとで、一生懸命作った料理を子どもが持ってきた時には、ママ自身が同じ場面で、パパや子ども達から言ってほしい言葉を掛けて上げて下さい。「お、これは美味しいね!作るの大変だったんじゃない?ママのために一生懸命作ってくれたんだね。ありがとうね!」とか、「美味しいね!野菜いっぱいでヘルシーだね。味付けは何かな?いい味が出てるね」とか。何か仕事をして奉仕したり、役に立った時に、何気ない感謝の言葉を掛けられるのがどんなに嬉しいか、幼い時に体験した子どもは、大人になっても、その大切さを理解して、素直に感謝の言葉を口にすることができるようになるでしょう。

パパもママも、忙しい日常の中で、毎回そのような丁寧な応対をすることは、難しいことと思います。そのような場合も「あ、ありがとう!今忙しいから、そこに置いておいてくれるかな。後で食べるね!」「ご馳走さま!美味しかったよ。ありがとうね。」と、お友達相手の時と同じくらいの丁寧な返答をするように心掛けてみて下さい。そのような丁寧な振る舞いや言動が、家族の日常として根付いているかどうかは、後々その子が、社会に出ていく時の大きな後ろ盾になります。丁寧な言動が身についていると、目上の人や先生から可愛がってもらうことが、苦もなく自然にできるようになっていきます。そうすれば、自然と自己肯定感も生まれ、自分自身に自信が持てるようになっていくでしょう。「社会性を育む」ということは、その子が、社会から承認され、自分の居場所を見つけて良く生きていくために、本当に大切なことなのです。改めて「ごっこ遊び」の重要性を、大人の側が再認識して、時間に余裕があるときは、意識して丁寧にお相手して上げて下さいね。

※動画の中でご紹介している動物のドールハウス絵本(赤・大型)は、現在品切れしております。その他は、PonoLipo Shop自由が丘にてお求めいただけます。動画の最初にブランクが生じてしまい、ブランク画面が読み込まれてしまうトラブルが起きていますが、次回には、改善できると思いますので、今回は、このままにてご容赦下さい。