「ポノリポ子ども物語大賞」は、小学生を対象とした創作物語の公募コンクールです。2022年5月より募集を開始し、10月末日締め切りにて開催し、合計43作品の応募がありました。11月から翌年1月にかけて3回にわたって審査員4名の討議の末、各賞を決定いたしました。
表彰式の冒頭、本企画の主催者であるPonoLipo代表の小高美保より、第1回目の開催に多くの参加があったことへの感謝と、これまで行ってきた「物語創作ワークショップ」を書籍にまとめたことがきっかけで、「ポノリポ子ども物語大賞」を実施したことなどをお話ししました。
続いて共同主催者である株式会社ジャムハウス代表の池田利夫さんから、拙書『小学生のための物語創作ワークブック』をご紹介いただき、2022年春から1年かけて、このコンクールをPonoLipoと一緒に開催・運営してきた経緯をご説明いただきました。
式の進行は、声優・ナレーターとしてご活躍の友川まりさんです。銅賞、銀賞、金賞の受賞者が池田より順に発表されると、友川さんからも作品の感想が述べられました。賞状とメダル、記念品のプレゼンターは、ゲームクリエイターの大山功一さん。金、銀、銅のメダルは、なんと大山さんの手作りなんです!
最優秀の金賞は、小学3年生の金田悠輝くんの作品「強いゆう者をさがせ!」です。金田くんの作品は、魔王が主人公。魔王目線で強い勇者を探して倒していく冒険の物語と、魔王がカレーやラーメンなど人間の食べ物を好きになって、美味しいものを探すグルメ紀行が交互に展開する作品でした。独創的なアイデアが楽しく、審査員の多くから評価されました。
金田くんには副賞として、イラストレーターの木月すみよしさんが物語の世界観を描いた挿絵イラストもプレゼントされました。イラストは、受賞作品をまとめた文集の表紙として、掲載しています。自分の作品が描かれたイラストだと気がついた金田くんも、驚き、喜んでくれました。
また、本賞とは別に大山功一特別賞として、4年生秋松優希くんの「不思議な大冒険」が選ばれました。大山さんが読んで、思わずキャラクターを描いたという素敵な作品。キャラクターを描いたミニ色紙が贈呈されました。
表彰式の後半では、友川さんから金賞受賞作品の「強いゆう者をさがせ!」の全文が朗読されました。魔王対勇者の緊張感ある戦い、カレーやラーメン、パンやアイスクリームを美味しく食べる魔王の様子が活き活きと読み上げられます。参加した子どもたちも夢中で聞き入りました。
受賞者や参加者には、受賞作品を掲載した文集、株式会社PonoLipoからトートバッグとラング童話の朗読CD、ジャムハウスから書籍などの副賞、記念品が贈呈されました。文集では、優秀作品を全文読むことができます。参加者の皆さんには、友達の作品の良いところを発見して、刺激を受けて、また面白い物語を創作してほしいです!
第2回「ポノリポ子ども物語大賞」は、4月末頃にジャムハウスのホームページにて、募集要項を掲示し、今回と同じようなスケジュールで進行する予定です。次回もまた、多くのご応募をお待ちしております。
ジャムハウスの「小学生のための物語創作ワークブックコミュニティサイト」
https://www.jam-house.co.jp/monogatari/
※この記事は、ジャムハウス代表池田敏夫さんのご許可をいただき、ジャムハウスの公式note.の下記記事より転載させていただきました。(一部敬語表現を変更しています)
ジャムハウス公式note. より
第1回「ポノリポ子ども物語大賞」表彰式を開催しました