・Baby (0〜1歳)
・Toddler (2〜3歳)
・Kids (4〜5歳)
・Lower elementary (6〜8歳)
・Age 9+ (9〜10歳)
・イベント
・アクティビティ
・読み物その他

PonoLipoのアフタースクール向け自由研究プログラムのご案内

現在、PonoLipoの自由研究プログラムを聖徳大学附属小学校アフタースクールとプラスワンラボ二子玉川校で開講しています。聖徳大学附属小学校のアフタースクールの方で、最初の3ヶ月間プログラムとして9月から開講していた「物語創作・絵本作りワークショップ」が、昨日の発表会で、大きな成果を上げて終了しました。

聖徳大学附属小学校のアフタースクールでは、最終的に32名の生徒さんが、自分の創作した物語に挿絵を描いて、オリジナルの絵本を完成させました。物語を創作し作文のみで参加された生徒さんを合わせると全体で42名の子どもたちが、自分自身のオリジナルの物語を創作したことになります。1年生が半分を占め、文字を書くことにも、まだ慣れていないお子さんも多かったことから考えると、これは素晴らしい成果といえましょう。

PonoLipoメソッドでは、最初に、物語の朗読を耳で聴いて場面を想像することと、ピクチャーカードを使った連想を元にしてグループで物語を紡いでいくことを、交互に体験させます。この物語体験のフェーズにより、読書や読み聞かせの機会が余りないという子でも物語を創作していくことができるように、丁寧に手順を踏んで、創造性の回路を開いていくのです。

次の段階では、お伽話によく出てくる言葉カードをくじ箱から引いて、そこから物語のあらすじをグループでディスカッションします。その後は、各自自由に、湧き出てくるそれぞれのアイデアを絵に描いたりメモにしたりして、準備が整った子から、作文用紙に物語を作文していきます。自分で「準備が整った!原稿用紙に挑戦するぞ!」と手を挙げて、作文に挑戦するのです。前段のウォーミングアップにより、大半のお子さんの創作スィッチが入り、皆夢中になって、何枚も原稿用紙をお代わりしながら、一気に物語を書き上げていきます。

書き終わったところで、ひとりひとりに合わせたきめ細かい作文指導を行い、それぞれ自分の物語を完成させていきます。次に、どこに挿絵を入れるかレイアウトを決め、挿絵の制作に取り掛かります。文章だけ書きたい子は、それもオッケーで、絵の枚数も自由です。最終的に、各自が1冊の自分のオリジナル絵本を作り上げます。

更にプレゼンテーションのためのポスター制作を通して、自分の作品を外に向かってアピールする表現を学びます。このポスターと絵本作品を合わせて展示して、見本市(コミケ)スタイルの発表会を行いました。前半後半で、半分ずつの生徒がお客さんと展示者を、交互に勤めます。この発表会を、子どもたちは、それぞれ自由に楽しみ、お友達や先生たちに自分の作品を観てもらって話をすることを、とても楽しいこととして体験することができました。発表会というと、一人ずつ発表させられ、他の作品と比べられる「品評会」のようなものを想像していた生徒さんたちが多かったようで、「先生、これが発表会なの?こんな楽しくていいの?」と、興奮して質問してくる様子から、自分の作品を発表するということに、みんなすごく抵抗感があることが察せられました。

PonoLipoの自由研究プログラムには、必ず、この見本市形式の発表会がセットされています。コミケや、学会のポスター展示のような、カジュアルで楽しくフラットな発表会です。昨日の発表会の後、家でも物語を書きたいので原稿用紙を下さい、ポスターを描く色画用紙を下さいという要望が、何人もから出ました。こうした発表会が、子供達のやる気スィッチを入れる、刺激的な場となることが、実感されました。

このワークショップの成果は、今後、42の物語と32の挿絵を収めた「創作物語文集」として、1冊の本にまとめられる計画です。

このプログラムは、現在プラスワンラボ二子玉川校でも開講しており、参加した生徒さんのオリジナル絵本制作をゴールに、今挿絵制作のフェーズにあります。

次回からの新しい3ヶ月自由研究講座では、Google Earthの「アフリカの野生動物」というプログラムを使って、アフリカの野生動物を観察してメモを取り、気づいたこと、知りたいことをピックアップして、図鑑で調べて、自分でオリジナルのアフリカの野生動物観察レポートと発表会用のポスターを制作していく予定です。

ここでは、「インターネットの有益なプログラムを使って学ぶ」「疑問に思ったこと、好奇心を持ったことを図鑑やインターネットで調べる」「調べたら、忘れないようすぐに活用できるようにメモを残す」「メモと観察記録から、自分が一番面白かったことをまとめて、文章と絵やグラフ・表などで、紙面に表現する」「それを発表する(プレゼンテーション)」という多面的な総合学習を目指します。まさに自発的なアクティブラーニングを実践していくことを目指し、インターネットや図鑑・事典などを駆使して自主学習していく能力を高めます。

聖徳大学附属小学校のアフタースクールの方へは、外部から参加できませんが、プラスワンラボ二子玉川校の同様のプログラムは、1月からの開講を予定して、現在生徒募集中です。参加をご希望の方は、下記までお問い合わせ下さい。

★★問い合わせ先★★

トーマススクール事務局

TEL:0120-80-1759

プラスワンラボ二子玉川校

「アフリカの野生動物観察レポート作成スクール」

メイン講師:小高美保(PonoLipo代表)

対象年齢:小学校1〜6年生

スケジュール:2021年1月より毎週月曜日午後4時〜、午後6時半〜の2コマからお選びいただけます。

       各回1時間で、3ヶ月間の開講。