PonoLipo Shop自由が丘は、2023年末に閉店しました。
現在は、図書貸し出しサービス付きのお教室PonoLipo Club Workshoip & Libraryとなっております。
現在、PonoLipoでは、おもちゃや絵本の販売は、一切行っておりません。
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PonoLipo Club活動報告-2 英語多読系のクラスについて :英語学習体験0から1年半で絵本が読めるように!

PonoLipo Club Workshop & Libraryオープンから英語多読のクラスに通っている生徒さんで、それまで英会話やリトミックなどの聞く話す系の英語学習も、アルファベットや英単語などの文字習得系の英語学習も、全く経験していなかった小学校低学年のお子さんがいらっしゃいます。ただ、本が大好きで、読書量と読む本のレベルは、非常に高いお子さんで、英語でも本を読めるようになりたいということで、PonoLipo Club Workshop & Libraryに通われることを決められたということでした。

土曜日「英語多読」のクラスは、多少聞く話す(発音する)という面での英語学習経験をしたお子さん達が、英語で絵本や児童文学などを読むというレベルに達することなく受験英語習得の方へ進んでしまう不自然さを課題と感じ、そこをPhonicsと読み聞かせ&音読指導で補って、母国語習得と近い形での英語の読み書き能力習得を目的として準備していましたので、全く耳からの学習も初めてという小学校低学年の男の子に英語を一から教えて読めるようにしていくのに、どの位の時間が掛かるのか、当初は全く予測不能で、不安もありました。

日常何の役に立つのか分からない英語学習を果たしてモチベーション高く継続していけるのかも分からない状態でのスタートでした。PonoLipoのお店時代に収集していたPhonicsのアクティビティブックや、英語のゲーム類なども総動員し、講師の先生方も、マンツーマンで根気よくマザーグースの暗唱や日本語を混えての英語絵本の読み聞かせ&音読指導、Pfonicsの指導を積み重ねていきました。

最初の半年間は、葛藤し停滞して、なかなか前進する手応えを掴めず困難な感じでした。生徒さんも直ぐに立ち歩いたり、体を揺すったりして落ち着きのない状態で、感情の起伏も激しく学習するモードに入るところから大変な感じでした。英語を教えるというよりは、講師の先生方が根気よく彼自身と対話し、多動の解消にストレスボールを持たせたり、手指や身体を動かして遊ぶゲームを取り入れたりと、いろいろなアプローチで多角的に、英語を学ぶ意味と面白さを根気よく伝えていき、なるべく彼が自分自身のその場の感情だけに執着しないで視野を広げられるようにと、周囲の人や社会の中にある自分というメタ認知につながっていくような内容の絵本を取り入れてみたり、講師の先生が自身の子ども時代の同じような辛い経験について話をしたりするなど、多面的にいろいろなテーマで対話を重ねていくことを大切にしていきました。

保護者の方にも、英語学習よりも、先ずはメタ認知と自分の感情を自分でコントロールするところに課題がありますとお話して、何度も丁寧にやり取りを重ねて、ご家庭でもいろいろと協力していただきました。半年経つ頃、ご家庭で、おすすめしたDuolingoを毎日続けるようになって、ゲーム的な楽しみが加わった辺りから、生徒さん自身が能動的な達成感を感じるようになり、ボキャブラリーも一気に増え、1年経つ頃には、PonoLipoのクラスでもだんだん幼児向けの英語絵本の音読ができるようになって来ました。この生徒さんは、お家でデジタルのゲームを制限されていたため、Duolingoのゲーム効果が高く、半年目の「面白い」「楽しい」という自発的な学びにつながりました。

この1年目の段階で、学校のお友達やご家族の方々からも、すごいね!と感心され褒められる場面が多くなり、更なる学習に挑戦する意欲がちょっと削げて満足してしまう傾向が見られました。生徒さん本人に「今君が英語で読めている絵本は、4歳さんくらい向けの本だよね。その位のところでも、日本では英語ができる人が少ないから、みんなすごいすごいって感心すると思うんだけど、今君が日本語で読めている本が読めるところまでいかないと君自身が面白いと思う本をどんどん英語で読めるようにならないよね。このLibraryにある図鑑もストーリーブックも、どんどん読めるようになりたいって思わない?」とじっくり話をしました。

ゲームを制限されている分、大変読書好きで熱心に週何冊も本を読むお子さんでしたので、1年目の話し合いをきっかけにじっくり自分で考えたのでしょう。その後英語学習に対して、ぐっと意欲的な態度になりました。「英語で自分の好きな本を好きなように読みたい」という内発性の高い意欲に着火することができたようです。その後の半年の成長は目覚ましく、通い始めてからちょうど1年半経ったつい先日、インターナショナルスクールの生徒さんでもスラスラとは読むのは難しい「すごろくゲーム」のマス目の中の細かい文字の英文をスラスラ読んで意味もあれこれ類推しながら言葉に出して理解していくようで、発音はまだ完璧ではありませんが、英語の読解力は、彼自身の年齢に相応しい学力と同等のレベルで機能しつつあると確信しました。「英語ができる」のではなく「英語で自分のやりたい事ができる」というレベルに、着実に近づいていることに、講師の先生方もPonoLipo Clubのスタッフも、大きな手応えを感じています。

ただ単に英語を教え込むのではなく、それぞれの生徒さんが人として学び成長していくことを全力で支えていくというのが、PonoLipo Clubのモットーです。生徒さんとそのご家族が、講師ともPonoLipoのスタッフとも強い信頼関係を築き、お互いに連携して真摯な努力を積み重ねてきた、その結果、大きな成果をあげることができたものと実感しています。

未就学の4歳からご参加いただけますので、小学校入学準備にご不安をお持ちの方は、ぜひ一度お問い合わせ下さい。小学校低学年で、読むこと書くことにご不安がおありの場合も、お気軽にお問い合わせ下さい。お子さまをお連れになってのご相談は、初回無料にて承ります。ワークショップ各クラスの体験学習は、1回のみ可能で参加費2,750円です。小学校中学年・高学年のお子さまも、学習面でのご心配、ご不安がおありでしたら、遠慮なくご相談下さい。

 

PonoLipo Club Workshop & Libraryの詳細は、こちらから!↓

 

 

第4回ポノリポ子ども物語大賞 2025年度 10月末締め切りです!↓

2025年度ポノリポ子ども物語大賞_募集チラシ_20250513

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