【連載第38回】赤ちゃんにおすすめの絵本Vol.7〜春を感じる絵本〜【Baby】

PonoLipoのスタッフMegさんが書く、子育てを応援するブログの第38回目です！

言葉を獲得していく過程というのは、小さなパズルのピースを少しずつ拾って集めて、それを繋げていき大きな地図を作っていくような感じでしょうか。赤ちゃんの頃から拾って集めるピースが、いろいろたくさんあるほど、大きな大きな地図を作っていくことができるようになります。この複雑な世界を、成長していく中で矮小化したり極端な偏りを持ったりせずに、複雑なまま受け取り自身の世界観を構築していくことができるようになるためには、赤ちゃんの頃から、いろいろな言葉とイメージに出会い、想像していく力を育んでいくことが大切です。自分の中に湧き上がってくる情景や記憶、感情などを整理して、自分の思考を深めたり進めていったりするのに必要な言語化能力をどう育んでいくかは、その子の一生を決定づける大きな課題と言えましょう。赤ちゃんの頃から絵本を楽しく読み聞かせることで、その確かな第一歩が踏み出せるのです。

絵本は、パパやママが赤ちゃんと対話するための特別な道具と位置付けて下さい。ポンと渡して、周囲の大人が何も働かき掛けなければ、絵本は、単なる紙製のおもちゃです。舐めたり投げたりビリビリしたり、パラパラめくって色や絵が出てくるおもちゃになるだけで、そこから言葉を獲得する道筋は生まれません。赤ちゃんが絵本に興味を示したら、必ず抱っこして話しかけて遊んで上げて下さい。最初は、読むことに縛られず絵本に出てくる絵と言葉を指さして、繰り返し言葉を声に出しながらハグハグすりすりして、ゲラゲラ笑う遊びにするくらいでいいのです。「いちご、いちご、真っ赤ないちご食べちゃうぞ〜！」ハグハグ！という感じで絵本のいちごの絵をきっかけにして遊ぶくらいから始めてちょうど良いでしょう。絵本を、持っていくとパパやママが必ずお話しして遊んでくれる素敵なものと、赤ちゃんが認識していくことが大切です。