【連載第21回】2•3歳児におすすめの絵本Vol.4〜のりもの〜【Toddler】

PonoLipoのスタッフMegさんが書く、赤ちゃんの子育てを応援するブログの第21回目です！

今回は、トドラー向けの「のりもの」をテーマにした、おすすめの物語絵本を２冊紹介しています。電車や車などののりもの大好きな男の子は、普通の物語絵本には余り興味を示さず、図鑑ばかりを読みたがったりします。周りの大人としては、人とコミュニケーションを取ったり、人間関係の中で自分の立場と役割を認識して思考し行動していくメタ認知能力などの面から、物語性のある絵本を読み聞かせたいと思いますから、こうした物語性があり、またリアルかつ精密にのりものが描写されている幼児向けの絵本というのは、実は大変貴重です。ぜひご参考になさって、取り入れてみて下さい。

「のりもの」をテーマにした絵本というのは、ファンタジーではなく現実の社会を反映した世界を物語っている絵本といえます。ですので、実際の社会の中で目にすること、起こっていること、働く人々のこと、いろいろな仕事により社会が成り立っていることなど、社会性を育む現実のお話を読み聞かせの中で織り込んで話して行きやすい絵本といえます。そうした会話から大局観を育みメタ認知能力に繋げていくことを読み手の大人が意識して読み聞かせることが大切です。新幹線であれば、駅の改札や切符売り場にいる駅員さん、運転手さん、車内販売をする人、切符を確認する車掌さん、お掃除をする人、駅の売店で働く人、線路や車両の点検修理をする人々などなど、たくさんの人がいろいろな仕事をして、新幹線が走っているということを、絵本を読みながら、また新幹線を見たり新幹線に乗ったりする折節に幼い子どもに語りかけることを意識してみて下さい。