PonoLipoのスタッフMegさんが書く、赤ちゃんの子育てを応援するブログの第12回目です!
今回は,2・3歳児におすすめの絵本の中から、特にお風呂をテーマにした楽しい絵本を3冊ご紹介しています。自分で思い通りに体や手指を動かして楽しく遊べるようになってくると、夢中で遊んでいるモードから、お風呂やお着替え・お出かけ・お休みといったルーティーンの行動への切り替えが難しくイヤイヤが発動してしまいがちです。嫌がるのを無理にさせようとすると、幼いながらも芽吹いて来ている自尊心を傷つけてしまい、大泣きしたり駄々を捏ねて乱暴な行動をしたりするなどエスカレートしてしまい、大人も子どもも毎日がバトルモードでストレスが溜まっていきます。
無理強いすることなく、楽しい気持ちを自然と次のルーティーンに繋げていくには、絵本やマペット、ルーティーン毎の特別なおもちゃなどを上手に取り入れて、予定の時間の少し前から優しく話を切り出して、遊びのモードのままルーティーンの行動へ切り替えていく工夫が必要となります。「聞いてないよ!」という寝耳に水的な突然の行動切り替えは、幼い子どもにとっては受け入れ難いショックな事だという意識を大人の方が持って、早め早めに余裕を持って丁寧に切り替えをすることが、いそがば回れで、大きなトラブルや混乱を回避する最良の道です。「そんな悠長なことやっていられない!」とイライラする方ほど、ものは試しで、事前にゆっくり時間をかけて優しく言い聞かせてみて下さい。大抵の子どもは、納得すればスムーズに切り替えることができるはずです。
「早くお風呂入って、上がったらジュース飲んでトーマス観ようか?」など、親子ともに楽しくなる素敵なプランとして報酬を提示することも、私は積極的に取り入れて良いと思います。憂鬱なこと、面倒なことを、やり遂げた後の素敵なプランで気持ちを上げて乗り越えるという方法を生活の中で活用することは、大人にとっても有用ですから、折に触れて、子どもにそうしたポジティブなマインドセットを日常生活の中で教えていくことは大切なことです。無理にやらせて、一つ成功したら報酬を与えることを繰り返すような「調教」的な報酬利用に陥らないように注意して、一緒に楽しい時間を過ごすプランとして報酬をセットして提示する知恵が大人の側に求められると思います。紹介されている絵本はどれも、大人も明るい気持ちで子どもと一緒に毎日のルーティーンであるお風呂の時間を楽しむことができる良書です。
毎日の子育て生活は、ルーティーンの「やらなければいけない事」が山積みで、大人の方がついつい義務という意識で事務的に処理するモードになりがちです。親子ともに気分・体調・意思・感情いろいろある人間同士ですから、事務処理感覚では、親子ともに辛く苦しい毎日になってしまいます。どうしたら「楽しくできるか?」「どうしたらゆるゆるのんびりできるか?」というところに知恵と手立てを使って、「ご機嫌」最優先で毎日を組み立てていって下さいね。子どもは、どんどん成長していきますので、とにかく毎日楽しくご機嫌に乗り切って行けば、その先は明るく開けていきますからね。
【Toddler】2・3歳児におすすめの絵本 Vol.3 〜おふろのおはなし〜
これからも不定期ですが連載していきますので、楽しみにして下さいね!
【過去の連載記事】
【Baby 0~1歳】保育士ママが選ぶ赤ちゃんにおすすめの絵本シリーズVol.1
【Baby 0~1歳】保育士ママが選ぶ赤ちゃんにおすすめの絵本シリーズVol.2
【Toddler】2~3歳におすすめの絵本Vol.1~どうぶつがでてくるおはなし~
【Baby】Back to Sleep, Play on Tummy!~仰向け寝とうつぶせあそび~
【Toddler】2・3歳におすすめの絵本Vol.2~たべものがでてくるおはなし~
【Baby】雨の日におすすめ!赤ちゃんと一緒に楽しむ感覚あそび2選
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【Baby】赤ちゃんにおすすめのおもちゃ「リトミックスカーフ」Vol.1