PonoLipo 子育てチャンネル:自由が丘にある絵本と知育おもちゃのお店PonoLipo Shop 自由が丘から順次配信していく「子育て応援」動画です。お子様の年齢・発達に合った知育課題についてお話ししていきます。第58回目の配信は「幼児期就学前の発達と接し方4〜6歳(3)好奇心を大切にする」ということで、この時期の子どもの好奇心を大切に尊重していくという周囲の大人の姿勢が、その子の好奇心を育むだけでなく、承認欲求を満たし親子の信頼関係を築いていくことに繋がるというお話をしています。
この時期から、親が、全てコントロールして支配しようとしたりしないで良くなります。その子の意志と好奇心で、自発的に行動していくことが大切になってきます。けれど、危険なことを見逃したりしないように、緩く見守っていく姿勢も大切です。危険なこと、やってはいけないことについては、事前に「お約束」をさせて、ルールを守るということを教えていくことが大切です。もしお約束を破ることがあっても、その子の言い分に耳を傾けて話し合うということも大切です。周囲の大人は、そうした場面で「暴力や圧力ではなく話し合いで問題解決を図る」という大変重要な事を、その子に教えているという意識を持って望むと、感情的になって怒ってしまうということを抑制できます。「子どもが自分の言う事を聞かない」と言う事を、自分が軽んじられているという自身のプライドや承認欲求の問題として受け止めない冷静さが必要です。
周囲の大人も、根気がいる場面が多々ありますが、子どもと一緒に好奇心を持って楽しむことができれば、たくさん素敵な思い出を作ることができるようになる時期でもあります。子どもの言い分を聴いてあげた後は、もちろん大人の言い分や気持ちについても話して良いのです。この頃から、親は自分は大人だという意識を強く持ちつつも、少しずつ相手を一個人として尊重して、フラットな関係性に意識をシフトしていくことも大切です。余り「こうしなければならない」と厳しく考えるのではなく「こうしてもいいんじゃないか?」「こうしたらお互いハッピーなんじゃないか?」と思考していくようになると、親業は俄然楽しくなってきますので、力まず自然体で成長していく子どもと暮らす毎日を楽しんで下さいね。