PonoLipo 子育てチャンネル:自由が丘にある絵本と知育おもちゃのお店PonoLipo Shop 自由が丘から毎週1本ずつ配信していく「子育て応援」動画です。お子様の年齢・発達に合ったおもちゃと絵本の選び方・遊び方を、実際の絵本やおもちゃを通してお話しします。第27回目の配信は「3歳から4歳、絵合わせ・絵探しの絵本とおもちゃ」をご紹介します。
絵探しの絵本は、「ウォーリーを探せ!」や「ミッケ!」など、日本語に翻訳されている人気の絵本が、たくさんありますし、日本で企画出版されているものもたくさんあります。どれを選んでも構いませんが、知育的な意味合いがとても大きいものですので、絵本やゲーム、遊びになっているものを3歳くらいから、楽しい日常の遊びとして、積極的に取り入れていってほしいと思います。
集中して、辺りを舐めるように見て、何かを探すという能力は、自然の中で遊んでいれば、春につくしや四葉のクローバーと探したり、夏にセミ採りしたり、秋にどんぐりや落ち葉を拾ったりして、一年中自在にスイッチをオンオフできるようになるのですが、都市生活で核家族での生活では、ちょっと弱くなっており、トレーニングが必要になっている機能です。
地図を読んだり、細かい文字や数表をたどって読み解いたり、そういう将来的に大切な学習能力に直結する機能でもありますので、3歳くらいから8歳くらいの間に、意識的に遊びとして取り入れていくことが大切です。そのくらいの年齢だと、子ども自身の色や形を細かく観て認識したり、分類したりしていく能力が、ちょうど伸び盛りの時期ですので、少しずつ取り入れて一緒に遊んでいくと、どんどん夢中で楽しんでいきます。
絵合わせのおもちゃも、カードゲームやメモリーゲーム、パズルなど、いろいろなものがあります。形状や色の違いを認識し分類していく能力も、知的作業を進める上で重要なものです。幼少期には、その子その子で、形や色の認知能力には、大人が思う以上に大きな開きがありますので、少しずつその子が楽しく遊べるところを探って、楽しめるところから一緒に始めていってみて下さい。
その遊びに夢中になる時期が、その能力の伸び盛りのタイミングですので、取り入れてみて関心がないようなら、無理せずに、少し間を空けてから、また一緒に遊んでと、楽しく遊ぶタイミングを見ながら、少しずつ取り入れていってみて下さい。一度誘って関心がないからと、直ぐに諦めたり、無理強いしてやらせようとしたりしないで、時々思いついたら「この本で一緒に探して遊ぼっか」と誘って、パパ・ママもお子さんと一緒に、絵探ししたり絵合わせしたりする遊びを楽しんで下さい。
子どもと一緒に絵探しや絵合わせで遊ぶと、意外と大人も夢中になるので、教え込むとかやらせなければというスイッチなんかいつの間にかどこかに忘れて、ワイワイ楽しく盛り上がると思います。だんだん難しい絵探しゲームやパズルなどに、親子で挑戦しながら、遊びの幅を広げていくのが良いでしょう。
※オミクロン株の感染拡大により、次回以降配信が予定されている「5歳〜6歳の絵本とおもちゃ」についての動画シリーズの撮影が出来ず、制作がストップしております。4月以降、コロナ禍が落ち着いたところで、また配信を再開いたします。どうぞよろしくご了解のほど、お願いいたします。