PonoLipo 子育てチャンネルは、自由が丘にある絵本と知育おもちゃのお店PonoLipo Shop 自由が丘から毎週月曜日に1テーマずつ配信していく「子育て応援」動画です。お子様の年齢・発達に合ったおもちゃと絵本の選び方・遊び方を、実際の絵本やおもちゃを通してお話しします。今回は、第19回目の配信「 2歳から3歳、ごっこ遊びのおもちゃ」をお届けいたします。今週はちょっと遅れての配信です。
日本では、ごっこ遊びの重要性についての認識が、余り高くないように感じますが、ごっこ遊び「ロールプレイ」は、社会性を育み、マナーやルールを教えるしつけの基本となる遊びとして、欧米では重要視されています。「その立場に立ったら、どんな気持ちになるか」「お仕事や役割を持つことについて」「社会的な関係性で生まれるマナーやルールについて」教えていく、とても重要な遊びなのです。
例えば、おままごとでも、料理をする手順や食材、調味料などについて話をしたり、一生懸命料理して作ったものをサーブされたらどんな風に食べてどのような会話をするのが適切かを教えたりする意識で、お相手をすれば、大人にとっても、かなりいろいろな事を子どもに教えられる充実した遊びとして理解されるものと思います。
おままごとだけでなく、お医者さんごっこやお店屋さんごっこなどのごっこ遊びの場面で、子どもに大人の役をさせて、パパやママがわがままを言う子どもの役を少ししてみるなど、その子自身の行動について、外側の違う立場からどう見えるか体験をさせて行くことによって、子どもは、そういう場面で駄々をこねるということが、周りの人をどんな気持ちにするのか、少しずつ理解していくことになります。これは、ほんとうに繰り返し、少しずつ理解していくことですので、毎日のように飽きずおままごとをする姿を見て、呆れたりしないで下さいね。日常の家庭生活を、パパママの存在を、その子なりに一生懸命理解しようとしているのですから。男の子が夢中になって線路や車で遊ぶのも、この社会の仕組みを一生懸命理解しようとしているのです。ですから、ごっこ遊びの中で、日常の生活について、家庭や家族について、社会について、いろいろとお話して上げて下さい。また、その子のごっこ遊びの中での振る舞いを見て、大人の側も、子どもの視線でどう感じるか体験し、大人の側の振る舞いを修正していくようにしていくことが大切です。環境問題などの社会問題も「まだ子どもだから」と遠ざけずに、ごっこ遊びの中で少しずつ教えていくと良いと思います。
お声掛けしながら、周りの大人が子どもと一緒に遊ぶことが、何より一番の知育です。子どものおもちゃや絵本も、パパやママが、興味を持って楽しく遊べるものを選ぶことが大切です。
PonoLipo 子育てチャンネルでは、毎週月曜日に新しい動画を上げていきます。年末年始の影響もあり、2,3日前後することがございますこと、ご容赦下さいませ。年末から1月にかけては、2歳から3歳までの赤ちゃんにおすすめの絵本とおもちゃをご紹介いたします。
動画で紹介されている絵本やおもちゃは、全てPonoLipo Shop 自由が丘で扱っているものです。ご紹介する絵本やおもちゃを参考になさって、動画で解説する条件を備えた類似の絵本やおもちゃを、ご自身のお好みでお選びいただければ幸いと存じます。
※次回の配信は、1月4日火曜日を予定しております。年末年始の影響で、配信スケジュールが遅れますこと、お詫び申し上げます。