ブログ「PonoLipo 子ども Lab」を更新しました。
今年4月末に発表された、家庭内での幼児と家族との会話が、子どもの認知能力や行動、態度に、どのような影響を与えるか、調査研究した結果について、ご紹介します。
PonoLipo 子ども Lab: おしゃべりな両親の方が、子どもの知性を伸ばすかも?!
小型の録音マイクを子どもの衣服に装着する形で、研究室の実験的な環境ではなく、実際の家庭内での会話を研究対象とした点が、より自然な状態をベースにした研究として、注目されています。
結果では、多様で豊かなボキャブラリーと言い回しで、たくさん大人からの話しかけ、家族との会話がある幼児の方が、物事を推論したり、動作をなぞったり、形象を認知したりする能力に優れていること、子どもに対して肯定的に向き合っていくペアレンティングスタイルの家庭の方が、子どもの落ち着きのなさや攻撃性・反抗的な態度が少ないことが、報告されています。子どもとまめに「会話」することが、とにかくまず重要ということです。
Chatterbox parents may boost tots’ intelligence
https://www.sciencedaily.com/releases/2019/04/190430105753.htm
Young children who are exposed to large amounts of adult speech tend to have better cognitive skills
Date: April 30, 2019
Source: University of York
Summary:
A major new study has identified a link between kids who hear high quantities of adult speech and better nonverbal abilities such as reasoning, numeracy and shape awareness.