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小学校中高学年向け、心を育むラング童話全集

先般「PomoLipo 子ども Lab」でも、古くから語り継がれている物語、読み継がれている物語が、子どもの心の成長にとって、とても大切なのではというお話をしました。その考えを元に、ちょうど良い童話集がないものかと探しましたところ、素晴らしい童話全集が見つかりました!

早速、PonoLipo Shop店頭にサンプル本を揃えて販売を開始しました。小学生のお子さまのいらっしゃるパパ、ママは、ぜひ一度お手に取ってご覧下さい。短い童話がたくさん入っている短編集ですので、小学生以下のお子さまの場合も、周囲の大人が少しずつ読み聞かせていく形でもお使いいただけます。

子ども達は、絵の助けがなくても、耳を澄ませて、すっと物語の中に入っていくことができますので、お休み前の読み聞かせに取り入れてみて下さい。昔、囲炉裏の囲んで、または暖炉や焚火を見つめて、お年寄りから子ども達に、口伝えで伝承されてきた物語をまとめたものですので、読み聞かせにも適しています。

19世紀末のイギリスの民俗学者、アンドリュー・ラングが、広くヨーロッパをはじめ世界中から収集した口頭伝承の物語や童話をまとめた全集を川端康成・野上彰編約で、日本の昔話を折り込んで出版された童話全集です。皆さんもよくご存じのグリム童話や日本昔話なども含まれて、バランスよくいろいろな童話が全12巻にまとめられています。

川端康成氏といえば、ノーベル文学賞受賞の作家で「雪国」や「伊豆の踊子」などの作品で世界的に有名です。彼自身、幼少の頃に両親を失って親戚の家を盥回しにされた後、年老いた祖父母の元で思春期を過ごしその死を看取った後、成人して作家となり結婚した妻との間には、実子に恵まれず養女を引き取って父となって育て上げています。幼い頃より、「家族の絆を失っても、人と愛情を持ってつながり、個として美しく生きていくこと」が、川端康成氏自身の大きなテーマとして、その創作活動にも、人生にも色濃く影響を与えたものと察せられます。そんな川端康成氏が、心をこめて未来の子ども達に残してくれた童話集です。

PonoLIpoこの春一番のおすすめです!